勝率とロスカット1
デイトレで大儲けする人
勝率とロスカット2
損切り、ロスカット…
分かってはいるけどなかなか出来ないものです。
株式投資やFXなどの入門書や雑誌を読むと、
必ずといっていいほど、損切りが大事だ、という話が載っています。
損切りによって勝率は下がりますが、トータルの利益率で考えれば、
きちんと損切りをした方が得だというようなことが書いてあります。
書いてあることは書いてあるのですが、あまり納得のいく説明を見た覚えがありません。
果たしてこれは本当なのでしょうか?
以前に、デイトレで大儲けする人というコラムで、
勝率が5割の場合について収支の分布を調べましたが、
ここではそれを拡張して、損切りが本当に有効なのかを考察してみたいと思います。
なかなか正確な計算やシミュレーションは出来ないので、
ここではかなり単純なモデルを仮定しますが、
大体の感じは伝わるのではないかと思います。
まず株式投資の期待値を1とします。
実際には経済成長とか金利とか手数料とかの関係で、
ゼロサムゲームではないのですが、話を簡単にするためです。
例えば、50%の確率で10%の利益が出るとすると、残りの50%は10%の損失になります。
これがデイトレで大儲けする人のページで計算しているモデルです。
期待値は、
0.5 * 1.1 + 0.5 * 0.9 = 1
となります。
さてここで、利益確定のラインを10%から90%に上げることを考えます。
損切りのラインを同じく10%とすると、当然のことながら勝率が落ちることになります。
期待値が1であることを使って計算すると、
0.1 * 1.9 + 0.9 * 0.9 = 1
なので、勝率は10%ということになります。
つまり10回に1回は+90%の大儲け、残りの9回は-10%で損切りということです。
これをケースAとしましょう。
次に勝率を上げるために、損切りの閾値を思いっきり下げてみます。
ここでは-90%まで我慢することにしましょう(笑)。
すると期待値の計算式は以下のようになります。
0.9 * 1.1 + 0.1 * 0.1 = 1
利益確定が+10%でいいのであれば、なんと勝率9割が達成できます!
やや非現実的な数字に見えますが、信用取引を行わなければ
これは実際の投資においても可能なことです。
もちろん-90%まで我慢する忍耐は必要ですけど…
こちらをケースBとします。
さて、ケースAとケースB、どちらが得だと思いますか?
勝率とロスカット2へ続く
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